発達障害の初診待機中に保険の検討を

日常の豆知識

保険の選択肢が潤沢にあるのは初診の前

発達が気になるお子様をお持ちの皆様は、今、不安な気持ちで待っていることと思います。しかも、初診までの待機期間が長く、不安がさらに増す一因になっているのではないでしょうか。
うちの場合は、先生から指摘されたわけではありませんでした。そのため診察の紹介状がなく、本当の意味で待機するしかありませんでした。

療育センターに連絡をしてから受診するまでにおよそ5ヶ月、リハビリセンターでのお試し体験は、初診から約5ヶ月。最初の相談から療育に繋がるまで、実に1年近くを費やすことになりました。

待っている間、不安しかないという人は多いです。しかし、初診まで時間のある今だからこそ、できることがあります。
それが、保険加入の検討です。それどころではないし、まだ幼いから不要だと思うことは、重々承知しています。それでもです。初診前だからこそ、考えてみてほしいのです。

発達障害と診断されると加入が難しくなることが多いです。実際、数年前ではありますが、TVで「保険の見直し、考えてみてください」「掛け金がこんなに安い」と言ったところに何箇所が申し込んでみましたが、基本的に加入を断られました。

保険の加入の可否を含めた検討を

いくつかは、全く同条件での加入は無理だが、掛け金が高くなったり、特定の病気についての保障除外などの条件があれば引き受ける(緩和型への変更)というところもありました。その対象とは、うちの場合うつ病や統合失調症など、精神疾患は除外する、といった内容でした。うちの場合は療育一本で今の所コンサータなどの継続的な投薬はありませんでした。しかも、そもそもうつ病などは、誰がなってもおかしくない病気です。そこで、加入できない理由を教えてほしいと食い下がってみたのですが、発症する確率の問題だそうでした。
確かに、大人の発達障害は、二次障害であるうつ病や統合失調症が元で発覚することが多いと言われています。ただ、精神疾患にかかった人のうち、発達障害の人とそうでない人の比率はどれほどなのでしょうか・・・。がん家系の私ががん保険に加入できているのに、発達障害だったということで、将来かかるかもしれない精神疾患を除外するしかないとは。

このあたりの内容は、理由を聞くための電話での内容です。お断りの通知書もその時に処分してしまい、証拠は残っておりません。また、数年前の話ですので、現在は緩和されていることもあるかもしれません。しかし、

いくつか保険会社に加入兼審査を経験しましたが、問診のみの審査であっても、初診の記入は必須でした。そして、後日確定診断がついたとしても、初診日を起点に保険の申告書を作成することになっていました。

とにかく、TVで言うようなお得な保険に加入できるのは、初診前しかないのではないでしょうか。また、受診後どうしても加入したいからと未申告で契約を結んでしまうと、数年後で発覚した時に解約解除になることもありますので、必ず申告してください。

診断後でも加入できる保険はあるし、預貯金で備えるのもあり

ちなみに、診断後に加入できる可能性の高い保険は、「ぜんちのあんしん保険(ぜんち共済)」や「ASJ保険(日本自閉症協会の「自閉症スペクトラムのための総合補償」)」などのほか、いくつかあります。これらには、病気・ケガの入院のほか、弁護士費用の補助があったり個人賠償責任補償がつくなど、特性を加味した保険になっています。また、学校に入学した時に加入する集団保険もあります。私が現実に検討した時と比較すると、扱う保険会社や共済は増えています。

しかし、入れると聞いていた保険も、継続的な投薬があると状況が変わる場合があるそうです。

また、日本は健康保険制度があるため、民間の保険には加入せず、負担分は預貯金で賄うつもりであっても良いと思います。

様々なことを調べ、選択肢が潤沢にあるうちに、保険の加入は必要かどうか、いつ加入するかどうか、考えてみてください。

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