ハイテク地域でシリコンバレー症候群という自閉症が多発
最近、シリコンバレーのエンジニアなどの技術者の家族に、シリコンバレー症候群といわれる自閉症が多発しているようです。そしてシリコンバレーなどのハイテク地域は、優秀だけれども社会的に不器用なプログラマーとエンジニアにとって天国だそうです。
自閉症は突然増えたのではなく、今まで社会進出することができなかった自閉症の人たちが、プログラミングという仕事を得て社会進出できるようになり、家族を持つことができるようになったために目立ってきたようです。
カリフォルニア州にある自閉症の子供たちの通う高校の校長先生の一人は、アスペルガー症候群を、エンジニアの障害と表現されました。
引用:シリコンバレーで自閉症が急増中!?いったい何が起きているのか
日本でも、ちょうど2020年度から小学校でプログラミング教育が必修となったそうです。どこまでできるようになるのかわかりませんが、とても期待しています。
ところで、本人も私も常々悩んでいる問題があります。
営業や事務系の会社勤めができるのか
普通の会社勤めができるのか問題です。本人はやる気がないわけではありません。ただただ疲れやすく眠いのです。毎日出かけるのが辛いのです。宿題もやるつもりでした。でも、気づくと当日になっているだけなのです・・・。
学校では、その辺りも含めて考慮してもらっていたり、たまに学校で名指し居残りで、先生の目の前で仕上げさせてもらったり。配慮してもらっていると実感しています。でも、これも学生までのこと。社会人になることが怖いところです。
本人も自覚してます。将来なりたい職業、目指す大学を決めるよう学校からチクチク言われているようで、とても悩んでいます。本人が希望しているのは
・命を背負う必要のないもの
・万が一ミスを犯しても取り返しのつくもの
・時間に融通の利くもの
普通の会社勤めでは、事務仕事は正確で当たり前。事務作業中の合間に電話もとり継ぎます。新人ともなると部署内外問わない歓迎会などの日程調整まで求められます。しかも、大抵、日程調整のやり取りを行うことで新人の紹介を兼ねているなど、奥底にある意図の説明はありません。事務仕事でミスをしたり、自分の業務ではないと主張したりすると、できない烙印を押されてしまいます。取引先の人とのやり取りをこなす営業職の気の使い方は、事務職の比ではありません。発達障害のある我が子には、到底こなせるものではないと思っています。
成果が評価される仕事が向いている
そこで、プログラミングです。発達障害とひとくくりに表現しても、症状も性質も千差万別です。ですから、人によって、向き不向きはあります。しかし、うちの子の場合は、よくわからない相手の意図を汲むより、依頼されたアプリやゲームを作成する方が理解しやすいからです。
また、プログラミングの場合、動作しなかったりバグの発生を動作確認で見つけ、修復するため、取り返しがつきます。プログラミングのカテゴリーで仕事を行いますので、比較的シングルタスクに近いものだと思います。
アプリ作成など、物作り(成果物)は+の行為であるので、出来がよければそれだけ認められます。好きなことであれば、寝食を忘れて没頭するタイプなので、プログラミングは向いている一つです。
事務や営業などはミスがないことが必須ですので、ミスを犯すことはーの行為であり、ミスを犯しただけ評価が下がってしまい、得意分野の仕事を与えられる前に潰れてしまいそうです。
本人の心が潰れてしまわないような仕事について欲しいです。
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